観葉植物の空気浄化力については、何度かこのブログでもご紹介させて頂きましたが、それ以外にもたくさんの実験に基づく結果があります。例えば、NASAでは、宇宙ステーションの生活環境システムを開発するため、代表的な有害ガスであるホルムアルデヒドやべベンゼン等を中心に植物(観葉植物)がどの程度空気っを浄化するかという実験を観葉植物で行っており、その結果、観葉植物の種類によって違いはあるものの有害ガスを確実に除去することが発表されました。特にハイドロカルチャー植物は根の活性と空気が根へ導入しやすいことから浄化効果が高いことも報告されています。また、良く言われますが植物(観葉植物)の持つ機能として加湿効果があります。今現在、加湿器は常に進化を遂げておりますが、やはり加湿器から放出される微生物はなかなか防ぎきれないのが現状ではないでしょうか。それに比べ植物から放出される水蒸気は純粋な蒸留水なので安全なのです。ただ、不安要素として、有機質土壌で植えられた植物は鉢底にたまった水と地表の水分から発生するカビの飛散が問題になる事もあります。その点、先でも述べてようにハイドロカルチャーの場合には底皿に水を溜める事もなく植物(1観葉植物)の葉面からの水蒸気がクリーンな湿度をコントロールを可能にします。
植物(観葉植物)にはその他にも植物が発生する化学物質をフィトケミカルと言います。このフィトケミカルは気密空間のカビやバクテリアの繁殖を抑制する働きがありる事も報告されているようです。
今日において、まだ徐々ではありますが観葉植物をただの嗜好品ではなく植物の力を理由に導入されるケースが増えております。例えばどの観葉植物が一番蒸散作用が高いの?どれが一番浄化作用が高いの?等のご希望が確実に増えております。
また、ホテルやレストラン等、一時フェイクを設置されるお客様が多くいましたが、ここ最近は生きている観葉植物をご希望するお客様が増えています。レストラン等は設計の段階から空気浄化システム(土を使用しない)という事でハイドロカルチャーを導入しております。
住宅においても空気浄化システムとして家の中に温室のような空間を作りその中に観葉植物を入れます。そこに各部屋の空気を集めてこのスペースに強制的にファンで送り、空気中の汚染物質を吸わせてきれいな空気は各ダクトへ送り込みます。この方法に近いやり方で、以前大きい風船の中に観葉植物を入れてIN、OUTに空気の浄化を調べる機器を付けいて、どの種類が優れているのか?という実験を行いました。空気浄化能力は、植物の種類、大きさによって差があり、揮発性有機化学物室のホルムアルデヒド、ベンゼン、トリクロロエチレン等、種類によって吸収率が違います。
現代のオフィスはよりIT化が進み、パソコン、プリンター機器等が二酸化酸素を排出している中で、酸素を作り出しているのは、まぎれもなく植物である事を以外にも忘れてしまいます。